木津第二中学・2年生の感想から+学級通信


私は、今日の講演を聞き、本当に差別やへんけんはなくならないのか、とくやしくなりました。私は犯罪はをおかした高校生たちの気持ちは全然分かりません。同じ人間で、同じ仲間を傷付けなければいけないのか…。私は、よまわりをしている方々を見て、私もあの中にまざって、支えたい!!と思いました。
一度よんだもので、「邪悪な者がこの世を支配するには、良識のある者が何もしないというのが、最も有効な手段である」と言う言葉がのっていました。私はまさにそうだと思いました。今、私たちがこのまま他人事でおわらしてしまってはいけない、まちがった事を犯している人たちに教えてあげなければいけないと思いました。
もう一つ心に残ったことは、ビデオで、よまわりの方が楽しく、ホームレスの方々と会話している姿でした。最初、私なら絶対ムリだな…。と思いました。しかし、今思えば、これもりっぱな差別だと気付き、ちょっと悲しかったです。この前のカンボジアの話でも、物をあげるのではなく、そばにいてあげることが本当にボランティアだと言っていたのを思い出しました。私はますます、人と支え合いながら生きて行くのが大切だと思いました。多くの人が気付けば、差別はなくなると信じています。


私も、ホームレスの人を見たことがあって、お母さんにも、「そういう所を通ったら少し早歩きをしてあまり見ないようにしなさい」と言われていたので、通行人とかをおそってくる、すごく怖い人たちだと思っていました。それが、今日聞いた話やVTRを見て、逆なんだ、とも分かったし、普通に話せるんだ、とも思ってしまいました。無口で夜におそってくるイメージがあったのに対し、実際には話したら普通で、毎朝早く起きてダンボールや空き缶などを集めている普通の人でした。だから私は今まで「きたない」とか「気持ち悪い」と思っていたことを反省したいです。そして、今私がすごくしたい、と思ったことがあります。子供たちが野宿者たちと話したりして、おにぎりやもう布などをあげる、というボランティア活動です。もし、いつか機会があれば参加してみたいと思いました。そして、どこか道ばたとかで会ったりしても、友達とヒソヒソ話したり、変にそこだけ避けて歩いたりはしないようにしたいです。
あと、帰ったらお母さんに言われたことは、ちがう、と話してみようと思います。


今日の講演は心にのこるものがありました。今日の講演でもあったように、僕たちは、なぜか野宿者のことを、危ない人や、普通の生活をしている僕たちとは別の人のようなとらえかたをしていました。
さらに、野宿者の中には病気をもっている人もいると聞いて、野宿者への見方が大きく変わりました。それなのに、中高生が暴行したり、放火したりと、野宿者に対してしゅう撃を繰り返したり、かたよった見方をしている人もいます。でも今日の授業で、小学生や、小さな子供たちが野宿者におにぎりや毛布を手渡して支援しているのに、僕たちが野宿者をかたよった目で見ていることは恥ずかしくなりくした。今日の講演は自分のためになりました。野宿者に対する見方がかわることができました。


野宿者の人はとても苦労していることを知りました。
社会から、「野宿者」という理由だけで差別されているなんて、おかしいと私は思いました。「野宿者」を作っているのは社会なのに…。
大阪に住んでいる子ども達が夜に町を周って、野宿をしている人に毛布をあげたり、おにぎりをあげている姿を見て、「うわー。すごいなあ」と思いました。話かけている人もいて、「うちにはできへんことや。」と思っていました。でも、このような活動に参加してみたいという気持ちはあります。見た目だけでその人を判断してはいけない。話かけてみるといがいと優しい人かもしれないということを知りました。
今日の講演をきいて、今まで私は野宿者を差別する目で見ていたんだと悲しくなりました。これからは、野宿している人も同じ生きている人間だと理解して差別をしている目で見ないという事に気をつけていこうと思います。みんなで助け合って生きていける社会になってほしいです。


私は「野宿者」と一番初めに聞くと、怖い、汚い、など思ってしまいます。だけど今はお母さんやお父さんが仕事で働けていてお金をもらえているから大丈夫だけど、もし自分が大人になった時、働く所がなかったりすると、自分がホームレスにならないといけなくなる。私は、「自分は絶対ホームレスなんかになるわけがない。」と思ってたけど、講演を聴いて、今、ホームレスをしている人たちもまさか自分がホームレスをするなんて考えてもいなかったと思います。
それと、今はホームレスの人たちにもうふをかしてあげたりおにぎりをあげたりとやっていました。
私をそれを見て「私もやりたいな。ホームレスに人たちになにかしたい。」と思いました。私たちの今の社会は、消費税が高くなり(不況になって)仕事をやめさせられてる人もたくさんいます。そんな世の中では私はいけないと思います。ホームレスの人たちも仕事ができる安心して生活のできるよの中にして行かないといけないんじゃないかなと思いました。ホームレスをする人が1人でもへっていったら良いと思うし、ホームレスをしなければならない人もいなくなれば良いと私し思いました。
講演を聞いて良かったなと思いました。


私は初めて野宿者の方のことについてきちんとみつめあえたと思います。私は良く大阪に行きます。だから、難波駅などで、野宿者の方をみます。そのとき、私は〃かわいそうだな〃と思います。それとたいして、〃こわいな〃とも思います。今回ビデオでみた、田中さんは、仕事をしたいと言っておられました。仕事をしたくても簡単にはみつからない。なぜ私はみつからないのか不思議に思いました。それは、住所がないとダメ。とか、野宿者だからやとえない。など、ヒドイことばかりでした。どうして、世の中には、こんな差別があるのでしょうか…
野宿者の方をみていると私は何かしてあげたくてしかたがありませんでした。だから、子どものみなさんが夜回りをしているときいた時は、私も参加してみたいなと思いました。
きっと、もっと野宿者の方のことがもっと知れると思います。
あと、缶を集めたりダンボールを集めたりしても時給100円というとても安いお金。ひんだけのお金で良く暮らしているなあと改めてすごいなと思いました。
でもこのことはいつ自分にも、おそいかかってくるはなしかわかりません。だから、人ごとのようにしていてはダメだなと思いました。


私は今回、野宿者の支援団体の方の話を聞いて、どうして今まで自分は、ホームレスの人に対してひどく悪いことを思っていたんだろうと思いました。ホームレスの人が野宿をするようになった原因の大半はこの社会にあると、そう講演で学びました。確かに、ホームレスの人に、少しくらい原因はあるのかもしれませんが、今、私たちが問題にするべき点は、ホームレスの人が道で寝ころがっていて、迷わくしていることではなく、失業した人や、DVにあった女性が救われることがない、というこの世の中なのです。
ホームレスの人は、缶やダンボールをお金にかえて生活していると聞きましたが、アルミ缶は、1本1円で、ダンボールは、1s5円! それを、必死に集めても、500円くらいにしかならず、それで生活している野宿者がいるのに、どうして、ほとんどの人が野宿者に対して偏けんを持っているのか、心の底から不思議に思いました。私も、今回、この話をきくまで、ホームレスの人に対して悪い印象しか抱いていませんでした。しかし、今日、実さいにそのイメージを取り除いてみたら、私たちと、家に住んでいるか、すんでないかの違いだけ、私たちと同じだと知って、本当に意味で支援するべきなのは、この社会なのだと学びました。


ホームレスの人たちについて改めて考え直すことが出来たので良かったです。正直ホームレスというのに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、この学習で、ホームレスも働きたくても働けないし、などの現状があるんだということが分かりました。これからはホームレスの人を見たら、この社会のこととして考えていきたいなあと思うし、出来ればDVDでもやっていた「よまわり」というのもやってみたいと思う。そして、それをやってホームレスの人たちのことについてちゃんと理解したときにもう一度このことについて考えてみたいと思います。そういったことが自分を見つめ直すことにつながっていくんではないかなあと思います。今日はこの学習をできて良かったなあと思います。


私はも、小3から小6まで横浜に住んでいました。4年生から5年生のとき、友達の家の近くの公園で遊びました。その公園は、私たちの間では、「ホームレスのいる公園」ということで有名でした。青い大きなレジャーシートを木にかけて、テントをつくっていました。友達の話では、私たちと同じくらいの子がテントに近付いてみたら、中にいる人に「来るな!」と怒鳴られたそうです。なので私は、遠くから見たり、なるべく近付かないようにしてきました。だけど、今日の講演で、ホームレスの人にも、いろんな人がいることが分かり、私が今までしてきた行為は失礼だし、ひどいことだと思いました。あと、「よまわりの会」というビデオを見て、私たちと同じくらいの子が、夜遅くにホームレスの人としゃべったり、毛布などを渡していて、とても感心しました。そして、とても楽しそうに会話をしているなあと思いました。その他にも、田中さんがアルミ缶を集めている姿を見て、心を打たれました。でも、とちゅうで、パンをあげたり、集めたアルミ缶を渡している人をみて、私も、身近なことからやりたいと思ったし、もっとホームレスの人でも暮らしやすく、職業についてもとの生活に戻れるような社会に速くなって欲しいと思いました。


僕は1年に2回くらい大阪の天王寺に行きます。その時にいつもホームレスの人を何人も見ました。その時に、親はよく「あんまりみてはいけません」とか、「近よったらだめ」と、まるで、なにか害のあるもの扱いをして、とても危険だという感じでした。それで、僕も「あの人らはなまけもの」とか、「めんどくさがりなだめなやつら」と思っていました。そしてホームレスの人を見下して人間として見ないようになっていました。ある時ホームレスを見て、僕は父に、石とかなげたらどうなるかなと聞くと父は、「それがホームレスに対する社会の問題でありホームレス問題いじめじゃないか。」と言いました。この好奇心や差別がホームレスを殺人したりなどの引き金になっていると知り、ショックでであり、言葉を失いました。きっとホームレスをいじめて楽しんでいる中高生も、僕と同じような気持ちからじゃないかと驚きました。そして彼らが悪いのではなく、彼らをそのような状況においこみ社会復帰することをできなくしているこの社会の問題じゃないかなと思いました。ホームレスのことをよく知ることからはじめていかないといけないなと思い、それがこの世からホームレスの人をださないもっとも簡単な方法じゃないかと思いました。


私は野宿者が増えていることは知っていたけど、野宿者が危険なめにあっているということは知りませんでした。しかもそれをやっている人が私と変わらない年の人達で考えられませんでした。すごくびっくりしました。私は小さいころから難波駅などで野宿をしている人を見てきました。だからあまりこわいと思うことは今はありません。かわいそうだなと思います。でも野宿者を見て、「きもち悪い」や「近寄ったら危ない」と思う人がほとんどだと生田さんも言っていました。そう思ってしまうかもしれないけど、その人達もなりたくてなってるわけじゃないんだから、そんなこと思ったらダメだなと思いました。あと、私は中学生や小学生が野宿者におにぎりを配ったり毛布を配ったりする活動があるということをはじめて知りました。映像を見て、すごく思いやりのある人達だなと思いました。小学生なのに夜中まで野宿者の人達のために活動していて本当にすごいなと思いました。私もやってみたいと思いました。今日、生田さんにいろいろな話を聞いて、考えられないことが現実に起きているんだなと思うとショックでした。そのいろんなことが今後、少しでも改善されていったらいいなと思います。もっといろんな人が野宿者について考えていかないとダメだなと思いました。


2年2組学級通信
(2008年12月12日)

*講演を聞いて*

 先週の木曜目に「野宿者」の問題について自分たちの意識を見直してみました。公園などにいたら「少し怖いなあ」とか「汚いなあ」という感じを持っている人がたくさんいました。
 お話の中で野宿者に対する暴行事件が後を絶たないことを聞きました。暴行を加えているのが中高生を中心とした10代だというのにも驚きました。問題は野宿者自身だけではなく、その野宿者に対する私たち自身にもあるということを知りました。
 生田さんの話で、「野宿者になるのは小さな一段ずつ(病気、けが、アクシデント、失業、借金…〉だけど、元の生活に戻るための一段は大きい(家なし、信用なし、保証なし)。その大きな一段を一気に登るのではなく、ボランティアでは小さな段差を作っているのです」というのがありました。カンボジアの話と重なるなあと思いながら聞きました。その人の自立に向けて、何ができるかを考えて環境を整えていくのは簡単なことではありませんが、「共生」していくのは必要なことです。広い世界に目を向けることも大切ですが、身近なところにも目々の生活に困っていて、明日の命もわからない、という人がいるということを知った上で自分には何ができるかを考えていきたいですね。

〜感想から〜
★野宿者をエアガン、鉄パイプでめった打ちにしたり、暴行を加えたり、ガソリンをかけて火をつけるなんて、聞くだけで身の毛がよだつ、れっきとした殺人未遂だと思った。この人たちは「ホームレスは臭くて汚くて社会の役に立たない」という間違った偏見を持つているし、そんな偏見を信じていても、こんな暴行を行うなんて人間として異常だと思った。この事件には保護者の子どもへの野宿者の教育の間違いや、現代の若者が抱えている、社会や家庭内のストレスがからんでいると思う。(Mくん)
★野宿者ではなく、その周りにいる人たちがかわらなければいけないんじゃないかと思った。
そのためには何の根拠のないホームレスの人たちに対しての偏見を直していかなければならないと思った。(Sくん〉
★野宿している人はだらしないと思っていたけど、自分が生きていくために自分で一生懸命働いているということを聞いて実際にだらしない生活を送っているのは自分たちではないのかなあと、思った。 (Oくん)
★僕は今までホームレスの人たちのことをこわいなと思ったりはしてたけど、ホームレスの人たちがなぜこうなったのかとかは考えたことはありませんでした。今日の勉強でショックだったのは僕と同じ年代ぐらいの人がホームレスの人を殺すということです。このような野宿者問題を解決するためには国全体が変わらなければならない。そのために一人一人がホームレスの人への偏見をなくすことが大切だと思った。(Tくん)
★私は一度眠っている野宿者を駅の近くで見たことがある。そのときはこんなところで寝ないでほしい、だらしがないなあと思った。そして今日講演を聞くまでは何でもいいから仕事をみつけて働けばいいのに、と思っていた。でも講演で仕事をしていないわけじゃなく、自分の知らないところで働いている人がいることや、働きたくても働けない人たちがいるということを知って、私は野宿者のことを何も知らないのにだらしない、とか働けばいいのにと思ってしまって今思えば失礼だったなあと思った。(Kさん)
★「ホームレス」っていうだけで差別がどれくらいされているのかっていうことがわかった。
一日に何時間も空き缶や段ボールを集めても少しのお金にしかならなくてそれでも頑張っている人に対して失礼だなあと思った。(Nさん)
★多分この社会のほとんどの人はこのホームレスの人がどうしてこんなことになってしまったとかという原因を知らないから差別があったり、襲撃事件が起こったりするのだと思った。だからもっとたくさんの人が野宿者について理解していけばその人たちに仕事ができたりするかもしれないし、社会が損をすることはないと思った。(Mさん〉
★自分たちが恩っているような野宿者は少なく、自分たちが間違った考え方によって野宿者が.被害を受けているということが、今回の講演を聴いて一番ショックを受け、残念に思いました。
野宿者だからといって特別な見方、考え方をもたないで、いきなりは無理だと思うけど、友達のような差別のない見方をできるようになっていきたいと思った。(Kくん〉
★ホームレスの人はみんな家も持っている人とか働いている人とは違って怖い人ばかりと思っていたけど、みんな頑張って生きているんだとわかってホームレスに対する考えが少し変わりました。(Nくん)
★この講演を聴くまではrホームレスってなんかいややな。公園とかにいたらちょっと迷惑やねんけど…  」とか正直思っていたけど、スクリーン見たりお話を聞いたりしで、その人たちはこの生活をしたくてやっているんじゃなくて、この生活をせざるを得ない状況なんだということを感じた。(Kさん)
★自分に関係ないとか関心がないとかでほっとくとかじゃなくて、みんな関係あることだと思うからもっといろんな人が野宿者間題について知っていくべきだと思います・知らなかったら何童)変わらないけど理解する人が増えることで何か変わると思う。(Kさん〉
★危険なのは私たちじやなくて本当はホームレスの人が一番だと思った。なぜかというとお金がなく病院に行きたくでも行けなくて路上で死んでしまったり、中高生などの暴力や放火で死んだりとても大変な生活をしているから。話を聞いて私たちは本当に変な考え方をしているのが今目改めてわかった。(Mさん)
★野宿者に対する態度、見方などはこれからしっかり見直していかなければならないと思った。
その上で自分だったら何ができるかというのも考えていかなければと思った。(Tさん)
★今日同じ中学生でおにぎりを配ったり寝袋を渡したりしている人がいると聞いて、今までの私とこんなに見方が違っていて、実際に活動していてすごいなあと思った。でもやっぱりたぶんホ…ムレスの人の前にいくと圧倒されてしまってしゃべったりはまだできそうにないけど・周りの人でホームレスの人に対して間違っている見方をしている人がいたら今日知ったことを伝えていきたいと思った。(Wさん)

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