自分の葬式の音楽

♪・すばらしい日々 8:19 (2017.2rec)
Tamio Okuda, arrange Akiko Yano, Wonderful days
ユニコーン時代の奥田民生が作曲したのを、矢野顕子が編曲したもの。ほとんど全然別の曲にまで徹底的に改変しているのに、その切実さが本当によく生かされている。ラストにかけてピアノが盛りあがる構成で、矢野顕子の中でも「夢のヒヨコ」と並んで特に好きなナンバー。少し切り詰めたソロピアノバージョン(それでも8分弱)の楽譜を元に、さらに手を加えて弾いている。
4回目の録音。こちらのスタジオのスタインウェイ D-274でレコーディングし、音声ソフト「Audacity」で残響を加えた。 

(こちらはお蔵入り ♪・すばらしい日々 7:36 (2012.11rec) ♪・すばらしい日々 7:55 (2012.1rec)

♪・ひまわり 2:32 (2011.8rec)
Toshio Nakagawa, Sunflower
中川俊郎の「ひまわり」。中川俊郎はもともと現代音楽の作曲家で、20代前半で国際作曲コンクールで自作自演の曲で1位になり注目された。その後、現代音楽の方では極端な寡作になった一方、CM音楽を数多く作曲して、そっちの方で有名になっている。
「ひまわり」は、もともと夏目雅子が出る公共広告機構の骨髄バンク ドナー登録のCMで使われたピアノ曲。CMは非常にゆっくり弾かれていたが、CD「Cocoloni utao ナカガワトシオ ソングブック」の自演ではもっと早く弾かれている。

♪・亡き女王のためのパヴァーヌ 5:43 (2011.5rec)
Ravel, Pavane pour une infante defunte
ラヴェル24歳のときの曲。有名な曲だけど、前は聞いても「ふーん」ぐらいにしか思わなかった。あるとき、半分寝ながらテレビ朝日の「世界の車窓から」を音だけ聞いていたらこの曲が流れてきて、「この曲、すごくいいけどなんの曲だっけ?」と思った。そう思ってしまったら仕方がないので、弾き始めた。
弾いたことのある人はみんなわかるだろうが、この曲は聞いた感じは簡単そうなのに、弾いてみると結構難しい。特にメロディをスラーでくっきり聴かせるのが技術的に難易度が高い。その点、いろいろ聞いた中でルイス・ロルティは「どうやって弾いてんの?」と思うぐらい抜群にうまかった。一番参考になったのは、ラヴェル自身の演奏したピアノロール。一般的なイメージよりも、かなり早いテンポ設定だ。


★電子ピアノによる編集なしの一発取り
音声ソフト「Audacity」で残響を加えた

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