■バルトーク ミクロコスモス第6巻
 Bartok Mikrokozmosz.Y

♪・122 同時に奏される和音と付随される和音(第5巻) 1:00 (2012.3rec)
122. Chords Together and in Opposition
この曲のみ「ミクロコスモス第5巻」から。第5巻は、第6巻と比べてかなり技巧的にやさしく、さすがにその分聞き応えが少ないが、この曲は例外。ペダル使用が変則的に聞こえるが、バルトークの指示による。この曲はチェンバロで弾くと響きがとてもよい。

♪・140 自由な変奏曲 1427 (2012.3rec)
140. Free Variations
第6巻の第1曲。拍子はほとんど1小節ごとに変わる。音程進行がシンプルにして効果的。

♪・141 主題と鏡像形 1:14 (2012.3rec)
141. Subject and Reflection
各セクションによってテンポがそれぞれ異なる、ミニチュア集のような構成。

♪・142 蝿の日記から 1:30 (2012.3rec)
142. From the Diary of a Fly
2匹のハエが網にかかって死んじゃう様子を描く(らしい)。ブンブンと鳴る不協和音を使ったユーモアがすばらしい。

♪・142 蠅の日記から 1:30 (2013.4rec)
チェンバロ音源の二段鍵盤を、それぞれMIDIで繋いだ電子ピアノと61鍵のキーボードで使い分けている(キーボードは膝上に置いている)。音源Hauptwerk-Cembalo Mietke

♪・143 分割されたアルペッジョ
143. Divided Arpeggios
短調と長調の組み合わせの分散和音。フレーズの始まりと終わりが食い違い、独特の効果を生む。

♪・144 短2度と長7度 4:12 (2012.1rec)
144. Minor Seconds, Major Sevenths
12音音楽とされる。バルトークにたびたび現われる「夜の音楽」の一つ。

♪・145 半音階的インベンションa 1:12 (2012.1rec)
145a. Chromatic Invention
バルトーク的な半音階を駆使したインベンション。というわけで、おもしろくないわけがない。

♪・145 半音階的インベンションb 1:13 (2012.1rec)
145b. Chromatic Invention
これは「a」の鏡影進行。

♪・半音階的インベンションa+b 1:13 (2012.1rec)
145a+b. Chromatic Invention
「a」+「b」。これは「a」の演奏に同時録音した。合奏は自分自身に合わせるのも難しいと、これでわかった。この「a」+「b」の響きは、録音したのを聞いて自分でも初めてわかった。

♪・146 オスティナート 2:13 (2011.12rec)
146. Ostinato
「ミクロコスモス」の最も初期に書かれた作品。バルトークの器楽曲全体でも屈指の傑作だろう。各箇所のアイデアがそれぞれにすばらしい。

♪・147 行進曲 1:51 (2012.2rec)
147. March
これは第6巻で多分一番難しい曲。というのも、もともと両手が交差する忙しい曲なのに、最後の最後になってバルトークが旋律の多くをオクターブにしてしまったからだ。このため、難易度がガガッと2段階ぐらい上がってしまった。指を思いっきり開いて弾き続けるため、長時間の練習が困難だし。一応、ノーミスで弾いていると思う。

Six Dances in Bulgarian Rhythm
♪・148 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:49 (2012.2rec)
コンサートで弾くことを前提にしているだろう華麗な内容。そのため、一つのテーマ(半音階、不協和音、分散和音など)を一つの曲にしたこれまでの「ミクロコスモス」の多くの曲とは雰囲気が多少異なる。♪が4+2+3のリズム。

♪・149 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:05 (2012.2rec)
2+2+3のリズム。同音連打が冴えてる。中間の盛り上がりがすごくいい。

♪・149 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
1:07 (2013.1rec)
チェンバロ音源の二段鍵盤を、それぞれMIDIで繋いだ電子ピアノと61鍵のキーボードで使い分けている(キーボードは膝上に置いている)。音源Hauptwerk-Cembalo Mietke

♪・150 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:20 (2012.3rec)
2+3のリズム。半音階と全音階の組み合わせ。

♪・151 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:27 (2012.2rec)
3+2+3のリズム。ジャズを思わせるノリで突き進む。終結部はかなり難しい。

♪・152 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:18 (2012.3rec)
2+2+2+3のリズム。この曲はリズム、メロディともにちょっと精彩に欠けると思う。

♪・153 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲 1:49 (2012.1rec)
3+3+2のリズム。バルトークがこの曲集の最後に置いただけのことはある、シンプルにして高揚感に満ちた曲。

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