セミナー報告




野宿者ネットワーク主催 第3回セミナー
‘ホームレス’ってどんなひと?
〜一緒に考えよう! 野宿者問題〜 の報告

11月25日(土)に野宿者ネットワークとしては3回目のセミナーを開催しました。

3回目となると参加してくださる方があるのだろうか?と心配しましたが、今回も24名も参加があり、野宿当事者やネットワークのメンバーを入れると30名を超える人たちが「ふるさとの家」に集まり、ともに有意義な時間を持つことができました。多くの人たちと「野宿者問題」を考えることができた事が、私たちにとっては何よりも嬉しいことでした。ありがとうございました。

今回は、これまでのセミナーの総括を生かし、参加者同士が話し合う時間やセミナー全体の振り返り野時間を、できるだけ多く持とうという方向でセミナーを企画しました。
今後も、野宿者ネットワークでは春と秋の年二回、このようなセミナーを開催していく予定です。
この3回は基本編ばかりをやっていましたので、今後、発展編を行うことも検討中です。次回のセミナーは春です。ホームページでお知らせしますので、時々チェックしてください。

*今回のセミナーの収益で寝袋(1つ3980円)を購入させていただきました。
夜回りをしていると、野宿になったばかりの方に出会うことがあります。この冬の寒さの中、防寒具を何も持たず路上で寝ざるをえなくなった方に、寝袋をお渡しさせていただきます。


◇◇◇ 参加者アンケートより ◇◇◇

1.今回のセミナーにどのようなことを期待していらっしゃいましたか。

・ちょっとでも生の声を聞いて、少しでも身近に感じることができればと考えていた。文献や一人でウロウロしたりしていたが、話を聞き、実感?できた。と同時に、自分の過去やいま偏見を持っている気持ちに気づかされた。そんな自分が嫌だと感じたし、支援に対し、前向きな気持ちを持っておられるみなさんがいいなぁと感じた。もっともっと理解を深めるべきだと思うし、自分も野宿者になるかも知れない。もっと興味を持ち、少しでも理解していくべきだと思った。次回もセミナーに参加しようと思った。
・小学生に知らせるための教材。自分が知らないことを知ること。
・最前線で活動されておられる方の話を聞ければと思いました。
・特に何かを期待して来たわけではありませんでした。
・教育の果たす役割の大きさを再認識し、もっとこの問題について詳しく学びたいと思った。
・野宿者問題について、いろいろな情報や知識をまずつけたいと思いました。
・野宿されている方の暮らしや、まわりの環境などが知りたいと思っていました。
・釜ヶアの歴史
・釜ヶアに来たことがなかったので、実際に目で見ることで、この地区のことを知りたいと思いました。また普段話すことのないホームレスの方の話を直接聞くことで、野宿生活の実態を聞きたいと思いました。
・野宿者問題をさまざまな方向から見る。
・野宿者問題についての理解を深めたいと思い参加しました。
・野宿者がどういうことを考えているか。具体的問題は何かを知ること。
・現状や実態をたくさん知りたいと考えていました。
・野宿当事者の方のお話しを聞き、もっともっと身近な自分のこととして野宿者問題を引き寄せたい。
・フィールドワーク
・このような問題について、本で読んだぐらいの知識しかなかったので、ホームレス問題について少しでも理解が深められればいいなあと期待していました。
・今後、こどもたちに伝えなければならない事を学ぶために参加しました。

2.ご自分の期待に対して、セミナーはどうでしたか

・とても良かった。ホームページの感想通りやと感じた。
・自分が野宿者問題を外から見ていることに気がついた。
・野宿生活者の様々な実態を知ることができました。また、野宿者の話を直接聞けて、理解も深まりました。でも、まだまだ勉強しなければと思います。
・参加者同士の話し合いで、いろいろな角度からの意見や新たな学びもあり、有意義であった。
・まあまあ満足させて頂きました。また参加します。
・大変勉強になりました。大学での研究の参考にしたいと思います。
・実際の体験談も聞けて満足です。
・知らないことをたくさん知ることができた。いい意味で裏切られた。
・いろいろな人や若い世代の人たちと話せて良かった。
・フィールドワークで釜ヶア内を歩いたことは色々な勉強になりました。もちろんセミナーの話を聞いたあとのフィールドワークだったので、セミナーの話を振り返りながら歩けたことは勉強になりました。インドの下町を思い出しました。
・期待以上にいろんなことを考えさせられました。今までは表面的にしか野宿者問題をとらえていなかったのですが、野宿者の方々が何を望み何を考えているのかを知ることができたのは、大きな収穫でした。
・たいへん多くのことを学びました。しっかり集約して、伝える活動に繋げていきたいです。


3.セミナーの学習内容や進行はどうでしたか

・満足しました。
・長丁場でやや疲れましたが、ためになりました。ありがとうございました。
・今回のプログラムを見ると1日掛けてじっくりと学べると思ったが、実際には今日挙げられた1つ1つのテーマが奥深く、1つのテーマに絞ったセミナーも今後あっても良いのではないかと思った。
・良かったです。
・少し時間が足りなかったですが、テキストも充実していて、内容も濃くて大変良かったです。
・グループワークなど意見の言いやすい雰囲気で、自分の考えをまとめながら進められた。
・各セッションで内容が重なっているところがあった。
・十分な時間があり良かったです。
・ゲームがとても印象的で良かった。
・学習内容や順番は大変わかりやすい順であったと思います。時間がおしたり長時間だったので、お互いに疲れたのでは?と思います。二日間に分けてみてはどうでしょうか? 参加者でシェアできる時間が大変多く良かったと思います。
・野宿者の方について、ほとんど何も知らない私にとっては、「3.排除について」は「4.野宿生活者の暮らし」の後で説明を聞いた方が、理解が深まったと思います。
・襲撃・排除について特に多くのことを学んだように感じています。


☆セミナー全体を通しての感想など

・とても良かった。教員の方が多く、おとながどう考えているのかがわかった。野宿されている方の生の声を聞けたのも良かった。是非、また参加したい。
・出身中学のまわりの写真を見て、ああなっているのかと思わされた。日本橋もいつも通ることが多いが、意識してみることがなかったので、知ることができて良かった。子どもへ知らせる取り組みの参考にさせてもらえる教材をたくさん学ぶことができました。ありがとうございました。
・様々な立場の人が、野宿者問題について学ぼうとしていることも印象に残りました。多くの人たちにこの問題の本質を知って欲しいと思いました。自分自身もまだまだ理解不足が不十分で、より実態を知っていかなければと思いました。きょうの学習をよいきっかけとし、現場で子どもたちに伝えていきたいと思います。
・野宿者問題を自分の問題として考えることの大切さに気づかされました。フィールドワークはいろいろ勉強になりました。
・正直申しまして、フィールドワークを終了した今もまだ、うまく考えをまとめることができません。参加前から「安心して休める場所」は絶対に必要だ!と思って、寒空の下で多くの危険を感じながら、野宿せざるをえない生活とはどんなものか、原因は何かなどを知りたいと思います。スタッフのみなさんの笑顔…良いですね。夜回りも参加させていただきますので、よろしくお願いします。
・何回か炊き出しに参加したり、三重県に畑(農業)の手伝いに一緒に参加したりしたが、もう一歩、部落問題(出身者)とは違うことを学びたいと思い参加した。自分の仕事とは違う取り組みをして良かった。これからもよろしく。
・野宿者に対する意識・・・今回、こういったセミナーに参加するのは初めてで、ホームレスの方に対して多少ならず怖いとか、何か偏見のようなものがあったのかも知れませんが、実際は生身の人間であり、私たちと同じように懸命に生きているということを改めて認識しました。その上で、差別なく、全ての人が共存する方法は難しいでしょうが、諦めず模索しなければならない問題だと思います。私たち一人一人の意識を少しでも変えていくことが大きな前進だと思います。意識の高い人がたくさんいて、少しでも多くのことを吸収できました。
・知識不足が原因で、野宿者に対する偏見が進んでいることは確かである。今回、参加者の中に先生が多いことにとても驚いた。私が小中学校時代は、ホームレスに関する教育はなかったが、時代の流れなのかそういった教育が珍しいことではなくなっているようだ。ただ、実際に「子どもがホームレスを襲撃する」という現実を目の前にして始まった教育でもあるので悲しい。なぜ、子どもが「邪魔者はなくせばいい」「ストレスを暴力によって発散する」のか。深い問題であり、ホームレス問題に限らず、いじめ問題などその他の生きていく必要な要素が含まれた問題に大きく絡んでいるので、どう取り組むべきかはしっかりと考えたい。
・新しい観点や実態・知識を学ぶことができました。最後のゲームは印象的でした。野宿者問題に限らず、いろんな問題の解決や理解の糸口になる考え方やヒントの一つを得たような気持ちになりました。
・野宿者はたまたまそうなっただけだという言葉に深く刺激された。
・「強い者」が「弱い者」を叩いて当然というような社会構造ができつつあることに、恐ろしさを感じます。「自己責任」の名の下に、小さな失敗でも自己否定してしまうような、常に不安を抱えた子どもたち。こんな子どもたちの置かれている環境をなんとかしないと、襲撃の加害者という「被害者」にさせてしまいます。「豊かに生きること」「いのち」そんなものを子どもたちと一緒に丁寧に見つめていきたいと思います。
・ホームレス問題は、日本の社会を考える中で最初にくる問題だと思います。実際、釜ヶアを地区全体を歩いたりしたことはないので、チャンスだと思い参加しました。本当に参加して良かったと思います。今まで野宿者問題の学習をしてきて色々考えていたのですが、新しい考えや発見がたくさんありました。まだまだ私の中にも偏見があったり、でも、そんな自分の考えや気持ちに矛盾を感じたり、時には日本社会に対して嫌になったり…。そんな中、参加して、ネットワークで活動されている方々から話を聞けて、気持ちを整理することができました。新たな発見とともに、これから考え行動していきたいと思います。貴重な体験を与えてくださり、ありがとうございました。
・とても内容の濃いセミナーでした。細かくセッションに分けて説明されていたので、いま現在、何が問題なのか知ることができました。私の野宿者問題に対する理解はまだまだだと思います。今後もこういったセミナーに参加し、理解を深めていきたいと思います。
きょう一番強く感じたのは、野宿者の方も含めて、どんな人でも相手を尊重することの大切さを考えさせられました。尊重する姿勢が、世の中の様々な差別をなくしていくのではないでしょうか。今回のセミナーが良い機会となりました。ありがとうございました。


野宿者ネットワーク主催 第2回セミナー『いっしょに考えよう!野宿者問題』の報告(2006.5.6)



5月6日(土)午後、野宿者ネットワークとしては2回目の一般参加者に向けた「野宿者問題を考えるセミナー」を開催しました。大学や高校の教員の申し込みが多く、当日は一般の参加者23名・会員8名という多くの参加がありました。

今回は1月30日に大阪城公園・靭公園で行われた行政代執行のことや、この間の西成公園・日本橋公園・釜ヶ崎周辺の公園でおこなわれている行政による排除の動きを知ってもらうための時間をつくりました。一般の報道では知らされない様々な事実を知るために、大阪城公園で排除された当事者である藤田さんをむかえ、代執行までの行政の対応や藤田さん自身の思いや生活についてお話ししていただきました。「野宿労働者の暮らしを知る」という内容でも、今回は野宿当事者である西成公園の藤井さんに話していただく時間を長くとり、生活の様子だけではなく、戦争と切り離して考えることはできない藤井さん自身の人生を語っていただきました。参加者の感想にも「当事者の話が聞けて良かった」というものが多くあり、また、当事者の話は参加者にとってはもちろん、私たち支援にとっても大きな学びとなりました。また、今回は土曜日開催としたことで、セミナー後の夜回りに多くの人が参加され、夜回りで野宿している人の現実を知ってもらうことができたことの意義は大きかったと思います。

4時間のセミナーの内容が盛りだくさんで、参加者が消化しきれない部分もあり、また、参加者同志が意見交流する時間を持つことができなかったことは今後の課題ですが、
排除が激化しているこの時期に、30人を超える参加者とともに「野宿者問題とは何か」
を考えることができた意義は大きいと思っています。
野宿者ネットワークでは、今後もひとりでも多くの人に「野宿者問題」を正しく知ってもらうために、工夫を凝らしながらこのようなセミナーを開催していきます。会員のみなさまも是非セミナーに参加いただき、より良い学びが得られるセミナーづくりのためにご意見をいただけると嬉しいです。                          

〜参加者の声〜           
・野宿者の方たちの講義を受け、いろいろな知識を得ることができ、またフィールドワークで初めてあのような生活がこの日本であるのだなぁという驚きがありました。
・まだまだ勉強(認識)不足なので、学習していきたいです。
・行政代執行についての話で、野宿者が大阪にいるのが自然だという話を聞いて(ネットワークによる注:寄せ場があることと行政の無策のため)、その通りだと思いましたし、印象に残りました。
・まずは、自分自身に「偏見」があること。それは「よく知らないから」それがよくわかりました。現実を知り、事実を自分でわかって、そこから自分の中にある意識を変えていきたい。次は「行動」です。もっと色んなこと知って、自分を変革させていきたい。
・野宿者の方のお話しを聞いて考えさせられることや、地域や行政との関係など具体的に聞けて良かったです(ペットの話、戦争の話など)。大陸からの帰還の話は、祖父の話とだぶりました。 あと話が少しそれますが、震災の神戸がよみがえってきました。「野宿者と被災者はどう違うのか。震災のときには公園にも郵便が届いたぞ」みたいな…。
・非常に良かったです。ホームレス問題は「構造的暴力」なのだと実感できました。知り合いの大学の先生が、ホームレスの方々に炊き出しを行っていると聞き、その真意がよく理解できませんでしたが、今回のセミナーでよくわかりました。生徒達にも還元したいと思います。ありがとうございました。世界のホームレスの問題の比較は、大変興味を持ちました。
・参考になりました。ありがとうございました。教室で使わせていただきます。
・野宿者問題は、それのみで問題としてあるのではなく、戦争の反省のないまま戦後補償もしないまま自国の繁栄のみを追い求め、そして藤井さんのような方を最後に切り棄てていく。その日本の社会のあり方の複合的な問題であると実感しました。土建社会である日本は効率だけを求める社会であったので、労働者の権利をみんなで考える成熟さを持てなかった、というのが腹立たしいです。ジェンダーの問題とも関わりがあることも知りました。野宿当事者のお話を聞けたのが、一番良かったです。
・当事者の意志・自己決定権を尊重することの重要性を感じました。野宿者に対する偏見をなくすためにも、事実を知ってもらうことが重要なことだと改めて認識しました。自分にできることを考えたいと思います。なんらかの形で、行動に参加・協力したいと考えています。
・とても勉強になりました。今まで何も知らずに普通に生活していましたが、裏でこん な現状があることに少し複雑な気持ちでいます。
・野宿者問題について理解してもらいたいという熱意が感じられた。教員をはじめもっ と多くの人に受講してもらいたい。まだ学校への出張セミナーなどが可能になると良いと思う。
・野宿労働者・支援者・行政それぞれの立場があって、何が正しいとはわかりませんが、このような勉強を続けて自身のできる支援を続けていきたいです。

★ 第3回のセミナーを秋頃に予定しています。詳細はHPをご覧ください。(詳細が決まり次第HPにアップします)



野宿者ネットワーク主催セミナーの報告
‘ホームレス’ってどんなひと?
  〜いっしょに考えよう野宿者問題〜


 11月2日(日)午後からふるさとの家で、野宿者ネットワーク主催の「野宿者問題を考える」セミナーを開催しました。初めての試みで、どんな人が何人ぐらい参加してくれるのかと不安もありましたが、目立つようにと工夫したまるいチラシやメール、クチコミなどで当日は31名(一般23名・会員9名)と多くの参加があり、参加者のみなさんと、ともに「野宿者問題」を考える時間を持つことができました。
 セミナーは
 1.襲撃について   2.排除について   3.野宿生活者のくらし
 4.野宿生活者をうみだす社会構造   5.釜ヶ崎と日雇労働 
 6.野宿者問題の授業の提案   7.フィールドワーク(希望者のみ) 

このような内容を中心に、野宿者ネットワークのメンバーが講師となりビデオや写真などを使いながら野宿者問題についての話をしたり、西成公園で生活していらっしゃる藤井さんにも参加いただき、体験や思いなどを話していただきました。支援者だけでなく、セミナーで野宿当事者の話を聞けたことも参加者にとっては大きな学びになったようです。また、このセミナーのために『一緒に考えよう!野宿者問題 〜教室でこどもたちと学ぶ先生のためのハンドブック〜』を作成しました。この野宿者ネットワークのメンバーによる手作りハンドブックも内容がわかりやすいと好評でした。
 *このハンドブックは第2版を作成し頒価500円で販売します。購入希望の方は連絡してくださいね*
 
 今回のセミナーの参加者には釜ヶ崎にはじめて来られた方も多く、釜ヶ崎の街やこの街でいきる人を身近に感じていただけたことを嬉しく思います。また、参加者の多くが野宿者問題を自分自身の問題として、この社会やこの社会でいきる人をどう見てきたか…という視点から考えてくださったことを嬉しく思います。
 そして何よりも、今回のセミナーで参加者のみなさんと出会えたことを嬉しく思います。このセミナーをきっかけに参加者のみなさんが野宿者問題に関心を持ち、それぞれの方法で、野宿者問題解決のために何かを始めてくださることを願っています。 

 なお、野宿者ネットワークではこれからも年2回(春・秋)このようなセミナーを開催する予定です。どうぞ次回をおたのしみに!

★このセミナーの収益は、
  12月24日(土)の夜回りでクリスマスプレゼントとして贈るフェアトレードチョコレートの購入代金とさせていただきました。ありがとうございました。  


◇セミナー参加者の声◇ 〜参加者アンケートより〜      

今回のセミナーにどのようなことを期待していらっしゃいましたか。

・知りたかった。また、人との繋がりなどを広げたかった。
・「まず知ること」です。
・新聞などで知り得ない情報を知る
・野宿者問題に携わっておられる現場の方の生の声を聞きたいと思ったから。
・基本的なことを教えて頂きたい
・野宿者の人たちが、社会の中でどのように扱われているか、どのような苦労をしているか、が特に知りたかったです。あと、支援する側の人たちは、どのような取り組みをしているのかも知りたかったです。
・野宿者の置かれている現状を知り、そこから日本社会全体の問題点、自分の意識の問題を浮かび上がらせたかった。
・少しでも野宿の現状を自分の目で見られたらというのと、断片的な知識でなく一通りとおして(広く浅く)この問題について知れるかな、と思って参加しました。
・(正直なところ)一緒に参加している学生の今後の自主的学習活動の実践、良い動機となれば…です。
・自分で理解を深めていたつもりだが、他人に何故関心を持つのかと言われたら(ほっといたら良いと言われたり)、上手く言い返せない自分を何とかしたかった。
・(若い人達)の意識が、一歩でも現実を見つめられるようになれたらいいと思う。
・教材づくりの参考に
・野宿者の現状
・ホームレス問題の現状
・ホームレスの人々の現状を知ること(ホームレスになる過程など)
・自分にできることを見つけられること
・野宿者問題の解決方法など



ご自分の期待に対して、セミナーはどうでしたか  
期待はずれ          期待通り
1 − 2 − 3 − 4 − 5 − 6

    1…0人  2…0人  3…1人  4…0人  5…9人  6…7人

 ・一回目のセミナーとして良く計画されていました。
・とてもためになりました。
・実際に野宿生活を送っていらっしゃる方のお話しを聞けたり、フィールドワークでまちのしくみを知ることができて良かった。
・普段、新聞などでは見かけない(もしくはあまり大きな記事にされていない)野宿者襲撃への事実が事例を挙げて紹介されたので、野宿者に対する周りの偏見がどれほどのものか、わかったような気がします。
・講師の方々のお話には、納得させられる箇所がたくさんありました。釜ヶ崎の街と暴力団の関係についても聞きたかったです。
・当事者側の思いなど、貴重な話を聞くことができた。フィールドワークでも、実際に歩いてみて説明して頂いて、少しでもリアルに感じられて良かったです。
・良かったです。自己責任化しても、何にも解決にはならないです。
・初めて聞いたことばかりだったけど、とても分かりやすくて良かった。
・とても分かりやすく、今の野宿者の現状または背景が分かり、自分の今後の仕事に活かせて行きたいと思った。
・とても勉強になりました。普段、何気なく聞いたり見たりしていたものを詳しく知れ、今まで気づかなかったことなどたくさん勉強になりました。途中、襲撃の話では胸が痛くなりました。自分は 襲撃にあった人の話を聞いたことがあるので余計つらかったです。明日からでも、子どもたちに野宿者達のことについて話し、勉強していって欲しいと思います。うまく文には表せないのですが、このセミナーに参加して本当に良かったと思います。ありがとうございました。
・今後、深く知るためにも次回、参加したい。
・フィールドワークはとても印象的でした。正直言うと、外国にいるような気がしました。さらに深く学ぶ必要があると思いました。
・頭の中が少し整理できました。勉強になりました。


セミナーの学習内容や進行はどうでしたか
       ダメだった          良かった
       1 − 2 − 3 − 4 − 5 − 6

    1…0人  2…0人  3…1人  4…0人  5…6人  6…11人

・最後のワークは、自分の傾向が出ていてハッとさせられました。
・暖かな雰囲気で良かったです。
・内容、テンポとも良かったです。
・事前に勉強していたのですが、色々知らないことが多くて改めて考えさせられました。
・最後にやったワークショップなど初めての経験だったので戸惑いましたが、他の人と協力して「自分が良ければそれで良い」と思わない事が大切だと改めて実感できました。
・セミナーの最後のゲームは、おもしろく且つ身をもって社会構造の一端を実感することができた。
・司会の方や発言取り込み含め、良かったです。
・ちょっと「5.野宿者…社会構造」が難しかった。
・学習内容は非常に良かった。進行は、冬は暗くなるので定刻打ち切りを
・とても分かりやすかったです。
・良く分かる内容でした。


セミナーに参加されて新しい学びや気づきはありましたか。

      何もなかった         たくさんあった          
        1 − 2 − 3 − 4 − 5 − 6

   1…0人  2…0人  3…2人  4…4人  5…1人  6…10人

・とても勉強になりました。こんど夜回りに参加します。
・少しずつでも、関われるきっかけになったと思います。
・全体的にとても楽しみながら学習できました。
・本当に貴重なお話しを聞かせていただいて、ありがとうございました。この問題は社会問題としてみんなが知っておかなければならない問題だと思いました。
・ポイントをついた内容で分かりやすかったです。ビデオがあったり体験談があったりで、時間が経つのが早く感じました。フィールドワークでは、何気なく見ていたもの(建物やひと)に、色々な意味や背景があったりすることに気づかされました。
・私の中に差別的な意識が正直いろいろありますが、少し払拭されたような気がします。
・このようなセミナーに参加するのは初めてだったし、今まで野宿者問題について考えたことがなかったのですが、野宿者の排除についての話の中で、野宿者を寝させなかったり、近隣に近づけないようにしょうとする地域住民がサクをつくったりして隔離している、という事実には驚きました。何も考えずに、ここにサクがあるのは当然だと思っていたからです(歩道橋の下など)。
 話は変わりますが、僕も以前テレビで(どのニュースだったかは忘れましたが)野宿者を襲撃した元高校生の話を聞いたことがありますが、その時、よく平然と「自分は正しい」と言わんばかりに堂々と喋れるなぁと反感を持ちました。社会だけでなく、個々の人々もちゃんとした認識をもって、偏見なく問題(野宿者だけでなく)に取り組んで行くべきだなと思いました。最後のゲームみたいなワークショップは、戸惑いましたが面白かったです。協力するということがどういう事か教わりました。今日はありがとうございました。
・普段から野宿者支援の活動をされている団体が、いわゆる「一般社会」と野宿者との距離を少しずつでも近づけるために、「一般人」の意識に働きかけるために、このようなセミナーを開催されるのはたいへん意義のあることだと思い、参加させていただきました。私自身、社会からはみ出た人々に対する偏見を持ち、また自分が社会からはみ出ることを恐れている人間の一人です。自分の意識構造が社会の枠組みから自由であるということはどういうことか、と考えさせられます。家を持ち、定職に就くことがえらいのでしょうか。国の作った法律を「決まりごとだから」という理由で守り、それに従う人間が本当に自立した人間だとは思えないのですが。
・寄せ場がケイタイと求人情報誌に代わって、日雇労働者がうまれつづけてるっていう話に、なるほど!!  と思いました。野宿者の問題は、それだけじゃなくすごく多くの社会問題と関わっていて、変えたくても簡単には上手くいかない問題だと思いますが、一人ひとりが地道に着実に運動を続けていったらすごく大きな力になって、徐々に変えられるかも知れないと思わせてもらいました。うまくまとまらなくて乱文すみません。今日はありがとうございました。
・準備、本番、語り、ビデオ、トータルに、たいへん気配りと内容の充実したものだったと思います。バブル崩壊後の構造変化、しっかり自分でも学びたく思っています。
・ホームレス問題はとても根が深いものだと思いました。表面的な一時しのぎしかできない現状の中、ホームレスの人々と共に生きていける支援者の姿を見ることができた。
・野宿者の人々の背景を知ることができた。初めて参加された方々との交流ができた。このセミナーがここ「ふるさとの家」でできたことが良かった。私にできることをまたさがします。野宿者になったことは自業自得と思われがちですが、社会の構造からつくられたことであることを少しでも分かればと思った。
・夜回り、できましたら参加したいと考えています。
・野宿者=失業してどうしょうもない人としか本当に思っていなかったけど、セミナー全体を通して、働きたいけど働けないという世の中に残念だと思った。あと、このような謝った考えを持っている人がいれば注意をしていきたい。
・次回、参加致します。
・初めて釜ヶ崎の勉強会に来ました。分かっていると思っていたことも、実はちゃんと分かってなかったりして、とても勉強になりました。来れて良かったです。2回目を楽しみにしています。
・いろんな問題を抱えた日本、野宿者問題はそのひとつです。解決方法は国民一人ひとりが細かいところまで目を向け、地域と共に人として生きていくことだと思います。私だけは特別だということを避け、問題意識を常に持つことから始めなければ…。まず出来ることから始めていきます。


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